体外受精は、不妊治療のため精子と卵子を体の外で人工的に受精させるもので、日本産科婦人科学会が全国の600余りの医療機関を対象に、おととし1年間の実施状況をまとめました。
それによりますと、この年に実施された体外受精で生まれた子どもの数は6万9797人で、これまでで最も多くなりました。
これは1年間に生まれる子どものおよそ11人に1人にあたる計算になるということです。
また、不妊治療のため体外受精を行った件数については、おととしは延べ49万8140件で、前の年から4万8000件余り増え、過去最多となりました。
治療を受けた年齢別では、39歳が延べ3万9631件と最も多く、次いで40歳、41歳が多かったということです。
これはNHKのニュースであるが、
1年間に7万人もの赤ちゃんが体外受精によって誕生しているというものだ。
体外受精の技術は元々は、例えばより沢山のミルクを生産する『牛』を生み出すために、有能なミルク産出量を持つ牛どうしを掛け合わせるために進化してきた。
今から20年前には、『スーパーカウ』と呼ばれる牛が体外受精によって生まれること自体がニュースになっていた。
もちろん人の場合は全く目的が異なっているが、
事実11人に一人は体外受精である。
そのうちに3人に一人が体外受精という時代もまもなく訪れる。そして2人に一人という時代も。
今の時代では、まだ人によっては「体外受精である」と公表することをはばかる父親、母親もいるが、
どうだろう、私の周りでは、公表することにあまり違和感は感じていない。
女性にとって、今の時代は大変なものだ。
高い教育レベルを受け、卒後の目標は仕事をしっかりすること。気がつけば、年齢が高くなっている。
この失われた時間を取り戻すためには、体外受精に急がされることになる。
米国ではこの現象がさらに高度になっている。
男女が平等であり、女性も男性と完全に同じものを求められるからだ。
全ての女性が男性に負けないように意識を教育され、
職場でも「平等」を求められる。
でも。。。、「無理。。」だと思う。
女性にとってあまりに負担が大きすぎる。
「子供を育てながら、どうやって対等に仕事ができるのだろうか」
もし国が少子化を防ぎたいのであれば、金銭的な補助が必須である。しかも十分な。
およそ、一人の子供に対してひと月10万円近く。
残念ながらそのような財源はない。
これはまた一つ日本の経済成長率が低いという別の問題にかかってくるのだが。